Google Web Historyに見たページを自動記録するアドオン(Jetpack SDK)
GoogleにはGoogle – ウェブ履歴というものがあり、検索してどのページを訪ねたかなどが記録されています。
またその記録は検索ページで既読リンクの色にするなどの判定にも使われています。
Google検索から訪ねたサイト以外のURLもウェブ履歴に登録するFirefox拡張機能を作成してみました。
既に
などGreasemonkeyやTomblooパッチなど代わりになる手段は山ほどある気がしますが、Jetpack SDKを使いたかったのと、意外にもFirefoxアドオンとして同じ役割するものが見つからなかったので作ってみました。
他のスクリプトとの違いは大して無いと思いますが、できるだけ無駄な送信を控えるようにしています。
- 最近訪れたサイトは重複送信しない(100件ぐらいでクリアされます)
- https://はホストのみを送信
- ローカルやIPアドレスベースのURLの場合は送らない
ダウンロードはAMOからできるようにしてあります。
Firefoxアドオンのxpiを簡単における場所が無かったので、AMOに登録しておいてあります。
Jetpack SDKでコンパイル?前のソースコードはこちらに
Jetpack SDKで何か作るには
Jetpack SDKで既に3つほどアドオンを作成していますが、0.5だとJetpack prototypeとできることはそこまで変わってないです。(prototypeのギャラリー無くなったみたいですね。8個ぐらい作った気がする)
Jetpack SDKで作る上で参考にしたのは
- SCRAPBLOG : Jetpack 基礎的なAPIの使い方
- Jetpack SDK – あすかぜ・ねっと とても参考になる
- Jetpack SDK Docs
最後のJetpack SDK Docsはcfx docsで開いて、jetpack-coreあたりに現在使えるAPIが載っているのでそれを見て使い方を調べるとAPIの使い方は分かる感じ。(Jetpack prototypeの頃よりはドキュメントにサンプルもあってマシになりました)
一番ハマるところはcfxとかコマンドでエラーがでるとかその辺だった気がする。
環境はWindows Vistaです。
cfx testallすら通らない場合は-aとか-bオプションを指定してみるといい。 Jetpack SDK 0.4でcfx testallを成功させる方法 (windows) – Cherenkovの暗中模索にっき
毎回オプションを付けるのが面倒になったらlocal.jsonを作りデフォルト値を決めてみましょう。
自分はjetpack用のプロファイルを作りそれを指定してます
{ "configs": { "default": [ "-a", "firefox", "-b", "C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe", "-P", "%appdata%\Mozilla\Firefox\Profiles\h545wqkn.jetpack" ], "ff37": [ "-a", "firefox", "-b", "C:\Program Files\Mozilla Firefox 3.7\firefox.exe", "-P", "C:\Users\admin\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles\testuser" ] } }
package.jsonを作り、libフォルダを作りmain.jsを書いて → さあcfx runで起動しようとしたら、まずはpackage.json内にidが自動生成されます。そしてもう一度cfx runすると下のようなエラーが出てくることがあります。
Traceback (most recent call last): File "D:jetpackbincfx", line 6, in cuddlefish.run() File "D:jetpackpython-libcuddlefish__init__.py", line 475, in run include_dep_tests=options.dep_tests File "D:jetpackpython-libcuddlefishpackaging.py", line 267, in generate_bu ild_for_target add_dep_to_build(dep) File "D:jetpackpython-libcuddlefishpackaging.py", line 254, in add_dep_to_ build add_section_to_build(dep_cfg, "lib", is_code=True) File "D:jetpackpython-libcuddlefishpackaging.py", line 232, in add_section _to_build validate_resource_hostname(name) File "D:jetpackpython-libcuddlefishpackaging.py", line 65, in validate_res ource_hostname raise ValueError('invalid resource hostname: %s' % name) ValueError: invalid resource hostname: jid0-英数字-フォルダ名-lib
これはpackage.jsonのnameに大文字やマルチバイト文字やスペースなどが含まれていると出てきます。(んなの分かるか)
なので小文字英数とハイホンあたりでnameを決めておきましょう。
console.logはコマンドプロンプトの方にでてくるので、それを使って(他に何かあるのかなー)デバッグしながらmain.jsなどを完成させて、xpiをcfx xpiコマンドではき出せば完成です。
まだ設定画面やパネルなどのGUIが簡単に使えなかったりしますが、用途が合えば簡単にアドオンを作成できるのでなかなか面白いです。
Google WebHistory Updater :: Add-ons for Firefox : https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/213956/
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