メモアプリをDayOneからQuiverに移行した
メモアプリとしてEvernote、OneNote、ファイルベースのMarkdown管理アプリ、DayOneなどを使っていました。
EvernoteとOneNoteはメモ機能は強いですが、あんまり気軽に書けるような感じじゃないのでピンときませんでした。 (画像やテーブルは便利ですが、Markdownみたいなプレーンなテキストじゃないのも微妙な点)
そのため、ファイルベースのMarkdown管理アプリなどを作ったりしましたが、UIを作りこまないとあんまり使いやすくないということが分かったので、途中で飽きてました。
DayOneは気軽にMarkdownで書けて、iOSアプリもできがいいのは素晴らしいですが、検索機能が微妙でした。 (書くのはいいが、見るのが難しい)
最近Quiverというアプリを見つけて、これを使うようになりました。
Quiver
- AppStore: Quiver: The Programmer’s Notebook
- Homepage: http://happenapps.com/#quiver
- Home · HappenApps/Quiver Wiki
QuiverはJupyter Notebookのようにセルの概念を持っていて、Text(リッチテキスト)、Markdown、Code、Latex、Diagramsのセルがあります。
セルが分かれているので、Markdownで書きながらエディタ部分に画像をTextセルで埋め込んだりできます。
また、Diagram Cellではシーケンスを書いたりできます。
Title: Here is a title
A->B: Normal line
B-->C: Dashed line
C->>D: Open arrow
D-->>A: Dashed open arrow
検索も全文検索が数千ファイルでちゃんと機能してるので問題ない感じです。
どういう機能があるかは以下を見るのがいいと思います。
同期はDropboxなどを使ってファイル同期する仕組みがあり(競合した時にどっちを使うかを選択出来る)、上手く動いてていい感じです。
体験版
AppStoreで販売されていますが、公式サイトのFree Trialから体験版をダウンロードできます。
また、GitHub Issueでやり取りしてるβ版でも試すことができます。
DayOne to Quiver
Quiverはデータフォーマットがきちんと定義されていて、公開されています。
そのため、他のノートアプリからのimport/exportツールが色々と用意されています。
先ほど書いたように元々はDayOneを使っていたので、DayOneからQuiver形式に変換するツールを書きました。
DayOne のJournal.dayone
ファイルをQuiverのNotebook形式に変換できます。
$ npm install -g dayone-to-quiver
$ dayone-to-quiver --entry Journal.dayone --output output.qvnotebook
--entry path to Journal.dayone
--output output path
そろそろDay One 2が出るようですが、変換元はDayOne 1のみ対応しています。 (DayOne 2は3カラムになっていて大分ビューアとしてよくなってそう…)
おわり
作者さんが以下のブログで書いてますが、ノートブック/メモアプリに求めるものってそういうものだよなーって感じがしたので使い始めました。
フォーマットがわかりやすいので、他のいいものがでてきたら変換ツールを書けばいいかなーという感じです。
UlyssesやBoostnoteがUI的に近い系統だと思いますが、その辺のフォーマットとかに不安が出てきてしまいイマイチ使うことができなかった。
エディタ部分がAceなのはやっぱり好きではないけど、ぎりぎり許容範囲という感じの動作です。動作的な作りこみならUlyssesがやっぱりできがいいと思います。
タイトルで移行したと書いてますが、DayOneも併用はしていてDayOneには書捨て的なメモを書いたりしてます(今日何したとか)。 日にちをまたいで書く必要があるメモがQuiver、その場その場でいいのはDayOneみたいな感じの使い分けをしています。
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