Netlifyは便利ですが、Freeプランだと月300分の制限があります。

300 build minutes/month

https://www.netlify.com/pricing/

色々なOSSでNetlifyを使っているとこの制限にすぐに到達してしまいます。 具体的には、次の点でNetlifyのBuilt Timeはすぐ消費されてしまいます。

• RenovatebotなどPRをたくさん出すやつとNetlifyのPreview Buildの相性が悪い
• NetlifyのBuild TimeはプロジェクトをTransferしても、一度消費した分は戻らない
  • https://app.netlify.com/teams/{team}/builds/insights でBuild Timeを見られる

Netlify Open Source Plan

NetlifyにはOpen Source Planがあり、OSSで次の条件を満たす場合に利用できます。 OSS Planの利用条件は簡単に言えば、OSSなライセンスで、CoCがあり、Netlifyにリンクが貼ってあって、商用プロジェクトではないというものです。

- Includes a license listed on the Open Source Initiative approved license list or a Creative Commons license that includes “attribution” or places the work in the public domain.
- Features a Code of Conduct at the top level directory of the project repository or prominently in the documentation (with a link in the navigation, footer, or homepage).
- Must feature a link to our service on your main page, or all internal pages. You have two options:
    We have premade badges for your convenience, or
    You may create your own link, which should read “This site is powered by Netlify”, and include a link back to our home page.
- Must not be a commercial project, whether created by a company or an individual. This prohibition includes commercial support and hosting services.

• Open Source | Netlify
• Open Source Plan Policy | Netlify

Open Source Planは月に1000分のビルド時間が付与されています。 また、並列ビルド数も3で、メンバーも無制限なので、実質的にProプランと同じような形になっています。

このOpen Source Planを使うには次のフォームから申請する必要があります。

• oss-account-application

Netlify OSS Planの手続き

自分がやった時(2020年1月)の手続きの記録です。 Open Source Planの利用には次の手続きをしました。

1. oss-account-applicationからフォームを埋めて問い合わせる
2. サポートからOSS Planの新しいTeamを作れる権限を一時的に付与してもらえる
3. https://app.netlify.com/teams/new/pricing からOSS Planを選んで新しいTeamを作成
4. サポートに報告する(OSS Planでチームを作る権限が取り除かれる)
5. 既存のサイトを新しいTeamにTransferする

新しくOSS PlanのTeamを作ってそこへOSSなものは移行する感じで、NetlifyのOSS Planを利用できます。 Transferしても既存のサイトには特に影響ないので(Collaboratorとかは影響がある)、気軽にTransferできます。

たとえば、alminはNetlifyのOSS Planの方を使っています。

OSSでNetlifyを使っていて、Build timeやメンバー数の制限で困ってる場合はOpen Source Planを使うのがよいと思います。